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参禅会だより

令和4年8月報告

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今月の提唱

『正法眼藏』「阿羅漢」の巻(2)

古云、我等今日、眞阿羅漢、以佛道聲、令一切聞。
いま令一切聞といふ宗旨は、令一切諸法佛聲なり。あにたた諸佛及弟子のみを挙拈せんや。有識有知、有皮有肉、有骨有髄のやからみなきかしむるを、令一切といふ。有識有知といふは、国土草木牆壁瓦礫なり。揺落盛衰、生死去来、みな聞著なり。以佛道聲、令一切聞の由来は、渾界を耳根と参學するのみにあらす。
釈迦牟尼佛言、若我弟子、自謂阿羅漢辟支佛者、不聞不知諸佛如来但教化菩薩事此非佛弟子、非阿羅漢、非辟支佛。
佛言の但教化菩薩事は、我及十方佛、乃能知是事なり。唯佛與佛、乃能究盡諸法實相なり。阿耨多羅三藐三菩提なり。しかあれは菩薩諸佛の自謂も、自謂阿羅漢辟支佛者一斉なるへし。そのゆゑはいかん。自謂すなはち聞知諸佛如来、但教化菩薩事なり。

令和4年7月報告

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今月の提唱

『正法眼藏』「阿羅漢」の巻(1)


                               諸漏已盡、無復煩悩、逮得己利、盡諸有結、心得自在。
これ大阿羅漢なり、學佛者の極果なり。第四果となつく、佛阿羅漢なり、
諸漏は没柄破水杓なり。用来すてに多時なりといふとも、已盡は水杓の渾身跳出なり。逮得己利は、頂●(寧+頁)に出入するなり。盡諸有結は、盡十方界不曾蔵なり。心得自在の形段、これを高処自高平、低処自低平と参究す。このゆゑに墻壁瓦礫あり。自在といふは、心也全機現なり。無復煩悩は、未生煩悩なり、煩悩被煩悩礙をいふ。
阿羅漢の神通智慧、禅定説法、化導放光等、さらに外道天魔等の論にひとしかるへからす。見百佛世界等の論、かならす凡夫の見解に準すへからす。将謂胡鬚赤、更有赤鬚胡の道理なり。入涅槃は、阿羅漢の入拳頭裏の行業なり。このゆゑに涅槃妙心なり、無廻避処なり。入鼻孔の阿羅漢を、眞阿羅漢とす、いまた鼻孔に出入せさるは、阿羅漢あらす。

令和4年6月報告

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今月の提唱

『正法眼藏』「春秋」の巻(4)
                               いま僧問山示の因縁、あなかちに垂手不垂手にあらす、出世不出世にあらす。いはんや偏正の道をもちゐんや。偏正の眼をもちゐされは、この因縁に下手のところなきかことし。参請の巴鼻なきかことくなるは、高祖の邊域にいたらす、佛法の大家を覷見せさるによれり。さらに草鞋を枯来して参請すへし。みたりに高祖の佛法は、正偏等の五位なるへしといふことやみね。

龍泉院参禅会50周年のお知らせ

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龍泉院参禅会は2021年に発足50周年を迎えましたが、新型コロナ禍のため延期し、2022年10月に実施することになりました。記念行事としては「第5回在家得度式」と「洞山良价禅師千百五十回遠忌」を実施いたします。詳しくはこちらをご覧ください。

令和4年6月一日接心報告

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令和4年6月5日(日)に一日接心が3年ぶりに行われました。昭和61年から始まった一夜接心は、令和元年6月に宿泊を伴わない一日接心へと形態を変えることになりました。
第一回目の一日接心以降、新型コロナ禍で令和2・3年は中止となりましたが、ワクチン接種などで感染者が重症化しにくくなり、感染対策を適切に行えば、各種イベントが再開されるようになったことから、今年は6月に第2回目の一日接心を行うことになりました。

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