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参禅会だより

令和6年12月歳末助け合い托鉢報告

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IMG 2289JPG 112月15日(日)、今年も恒例の歳末助け合い募金活動を実施いたしました。

当日は、まことに穏やかな絶好の托鉢日和の快晴となり、午後0時30分に長全寺様に集合。参加者は明石方丈様の他、杉浦さん、五十嵐、河本さん、斉藤さん、吉澤さんの計6名でした。

長全寺の本堂前にて般若心経をお唱えした後、同寺山門から二列縦隊にて柏駅東口コンコース上へと移動、午後

令和6年12月成道会報告

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IMG 3692JPG 1第42回成道会が12月8日(日)に行われました。お釈迦さまが菩提樹の下で12月8日の明けの明星をご覧になられ、お悟を開かれたことをお祝いするのが成道会です。今年は8日が日曜日だったで、8日当日に行うことができました。

午前9時から釈尊成道への報恩の坐禅を二炷行いました。坐禅の後、本堂に移り、成道会のリハーサルが行われました。リハーサルの後、殿鍾が三会打ち鳴らされ、続いて七下鐘が打たれて、明石方丈様を導師とする一行が入堂しました。
導師がご本尊に向って釈尊の成道を讃える頌を述べられ、続いて普同三拝、般若心経一巻を一同で諷誦し、維那が回向文を読み上げ、普同三拝をした後、導師との問答に移りました。

令和6年9月報告

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「今月の講義を聴いての感想」


参禅会 五十嵐嗣郎

今月の提唱

『正法眼藏』「身心學道」の巻(8)

IMG 3658JPG 1たとひ三大阿僧祇劫、十三大阿僧祇劫、無量阿僧祇劫まても、捨身受身しもてゆく、かならす學道の時節なる進歩退歩學道なり。禮拝問訊する、すなはち動止威儀なり。枯木を畫図し、死灰を磨塼す。しはらくの間斷あらす。暦日は短促なりといへとも、學道は幽遠なり。捨家出家せる風流、たとひ蕭然なりとも、樵夫に混同することなかれ。活計たとひ競頭すとも、佃戸に一斉なるにあらす。迷悟善悪の論に比することなかれ、邪正眞僞の際にととむることなかれ。

令和6年11月報告

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「今月の講義を聴いての感想」

参禅会 五十嵐嗣郎

今月の提唱

『正法眼藏』「身心學道」の巻(10)

IMG 3670JPG 1圜悟禅師曰、生也全機現、死也全機現、逼塞太虚空、赤心常片片。
 この道著、しつかに功夫點撿すへし。圜悟禅師かつて恁麼いふといへとも、なほいまた生死の全機にあまれることをしらす。去来を参學するに、去に生死あり、来に生死あり、生に去来あり、死に去来あり。去来は盡十方界を兩翼三翼として、飛去飛来し、盡十方界を三足五足として、進歩退歩するなり。生死を頭尾として盡十方界眞實人體は、よく翻身回脳するなり。翻身回脳するに、如一錢大なり、似微塵裡なり。平坦坦地、それ壁立千仞なり。壁立千仞処、それ平坦坦地なり。このゆゑに南洲北洲の面目あり、これを撿して學道す。非想非非想の骨髄あり、これを抗して學道するのみなり。
正法眼蔵 身心學道
 爾時仁治三年壬寅重陽日、在于寶林寺示衆。

 

令和6年8月報告

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「今月の講義を聴いての感想」


参禅会 五十嵐嗣郎

今月の提唱

『正法眼藏』「身心學道」の巻(7)

IMG 3652JPG 1たとひ威音王よりさきに、發足學道すれとも、なほこれみつからか兒孫として増長するなり。
 盡十方世界といふは、十方面ともに盡界なり。東西南北四維上下を、十方といふ。かの表裏縦横の究盡なる時節を思量すへし。思量するといふは、人體はたとひ自他に罣礙せらるといふとも、盡十方なりと諦觀し決定するなり。これ未曾聞をきくなり。方等なるゆゑに、界等なるゆゑに。人體は四大五蘊なり、大塵ともに凡夫の究盡するところにあらす、聖者の参究するところなり。また一塵に十方を諦觀すへし、十方は一塵に嚢括するにあらす。あるひは一塵に僧堂佛殿を建立し、あるひは僧堂佛殿に、盡界を建立せり。これより建立せり、建立これよりなれり。恁麼の道理、すなはち盡十方界眞實人體なり。自然天然の邪見をならふへからす。界量にあらされは廣狭にあらす。盡十方界は、八萬四千の説法蘊なり、八萬四千の三昧なり、八萬四千の陀羅尼なり。八萬四千の説法蘊これ轉法輪なるかゆゑに、法輪の轉處は、亙界なり、亙時なり。方域なきにあらす、眞實人體なり。いまのなんちいまのわれ、盡十方界眞實人體なる人なり。これらを蹉過することなく學道するなり。

 

令和6年10月報告

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「今月の講義を聴いての感想」


参禅会 五十嵐嗣郎

今月の提唱

『正法眼藏』「身心學道」の巻(9)

IMG 3666JPG 1生死去来眞實人體といふは、いはゆる生死は凡夫の流轉なりといへとも、大聖の所脱なり。超凡越聖せんこれを眞實體とするのみにあらす。これに二種七種のしなあれとも、究盡するに、面面みな生死なるゆゑに、恐怖すへきにあらす。ゆゑいかんとなれは、いまた生をすてされともいますてに死をみる。いまた死をすてされともいますてに生をみる。生は死を罣礙するにあらす、死は生を罣礙するにあらす、生死ともに凡夫のしるところにあらす。生は栢樹子のことし。死は鐵漢のことし。栢樹はたとひ栢樹に礙せらるとも、生はいまた死に礙せられさるかゆゑに學道なり。生は一枚にあらす、死は兩匹にあらす。死の生に相對するなし、生の死に相待するなし。

令和6年8月施食会報告

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IMG 3624JPG 1今年の施食会は非常に強い台風7号来襲のニュースを受け、本堂の設営は急遽前日の午後3時から行うことになりました。急な準備作業変更のため設営に集まることができたのは5名でした。
設営人数が少ないこともあり、五色幕張りは止めることにし、柱の水引柱巻と横断幕だけを付けることに致しました。
また施餓鬼棚を須弥壇脇の納戸から出して所定の位置にセッティングし、四方に竹の笹と四天王幡を括り付け、施餓鬼棚の後方に五如来幡を掛けました。さらに来場者用の椅子を40席セッティングしました。2時間ほどで前日の準備作業は終了しました。

 

当日は台風が房総半島に接近し、朝から小雨混じりの空模様となり、前日までの猛暑は一服しました。午前10時に施食会をお手伝いするメンバーは集合し、担当を割り振りしてから早めの昼食をいただき、それぞれ持ち場につきました。
12時頃から時々強風が吹き、叩きつけるような雨が降ることもありましたが、心配したほどの台風による影響は少ないようで、午後1時から新盆の方々が次々とお見えになりました。
IMG 3637JPG 1午後2時から明石方丈様を導師として入堂され、6名のご随喜の僧侶の方々と共に施食会が始まりました。エアコンが効き小雨が降っているので、本堂の中は少し寒いくらいです。

『大悲心陀羅尼』などのお経が読まれた後、新盆を迎えられた方々のお名前が読み上げられ、『修証義』が唱えられる中、新盆関係者のお焼香が行われました。

また『大悲心陀羅尼』などのお経が読まれた後、『修証義』が唱えられ、今度は龍泉院の役員や参禅会員が焼香しました。

 

午後3時に施食会は終わり、新盆の方には卒塔婆とお土産をお渡しました。新盆以外の方の卒塔婆は例年は本堂から外に出して並べていましたが、台風のため本堂の中に並べることになりました。
卒塔婆を受け取りに来られた方々は、本堂に入り自分の卒塔婆を探してから、墓地の方に向かわれました。我々も施餓鬼棚や幡や椅子などを片付け、小畑節朗様からの添菜をいただいて、午後4時には龍泉院を後にしました。

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