寺院紹介
宗 派 | 曹洞宗(そうとうしゅう) |
山 号 | 天徳山(てんとくざん) |
寺 号 | 龍泉院(りゅうせんいん) |
御本尊 | 釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ) |
開 創 | 建長5年(1253年) |
御開山 | 量指長英大和尚(りょうしちょうえいだいおしょう) |
開 基 | 相馬小次郎師胤公(そうまこじろうもろたねこう) |
ごあいさつ
龍泉院住職 明石 直之
ホームページをご覧の皆様におかれましては、ますますご清栄のことと拝察申し上げます。
さて、私についてですが、この場をお借りして自己紹介をさせて頂きたいと思いもいます。
私は在家の出で、出身は京都府宇治市になります。地元の高校を出た後、もともと仏教に興味を持っていた私は、龍谷大学に入学し、浄土真宗の教学を学ぶこととなりました。現在の私は、曹洞宗の僧侶であり、宗旨は異なりますが、いずれこの経験は、今後の僧侶としての活動に良い意味で活かされるものと信じています。そのようななか、大学在学中に世間では大きな事件がありました。それは阪神・淡路大震災及び地下鉄サリン事件といった世間を震撼させた事件で、その状況はテレビを通じてリアルタイムに報道がなされていました。そこで私は、被災者や被害者を危険を顧みずに救助を行ったり、復興のために献身する自衛官の姿を見て、それに心を動かされた私は、大学を途中で辞め自衛隊に入隊しました。自衛隊での生活は十九年におよび、その間、東日本大震災の際は、災害派遣活動に従事し、災害の脅威と世の無常を改めて感じさせられました。自衛隊を退職した後は、宮津市智源寺住職の高橋信善老師について出家得度し、以降は同じく智源寺で四年半修行させて頂きました。そこでは、坐禅・作務(仕事)をはじめ典座(料理当番)としての務め、更には各種法要に檀務と、禅宗の僧侶としての基本的な経験を積むことができ有意義な日々を送ることが出来ました。そのことにつきましては今でも大変感謝しています。そしてその後、縁あってここ龍泉院に、令和元年7月末に来させて頂くことになり、令和2年12月に住職を拝命して今に至るわけであります。
さて住職としての私の抱負ですが、まずは以下の三点を述べさせて頂きたいと思います。
まず第一に、お寺は信仰の場であります。
その場に身を置く者として恥ずかしくないよう身を持するとともに、初発心の時の気持ちを忘れず、皆様方の信仰の一助となれるよう精進して参りたいと思います。
続いて第二に、お寺はお檀家様にとってはかけがえのない聖地です。皆様方からお預かりしたその聖地を清潔に保ち、お守りするのだという気持ちを始終持ち続けて、日々努めて参りたいと思っています。
そして第三に、創立して五十周年を迎える参禅会の更なる発展のために、自身の坐禅及び宗学の研鑽にも鋭意取り組んで参りたいと思っています。
以上、樓々述べさせて頂きましたが、私の人となりをしる上での参考にして頂ければ幸いです。
最後になりますが、種田山頭火の句に次のようなものがあります。
-法堂あけ放つ あけ放たれている-
お寺の扉は誰にでも開かれています。皆様お気軽にお訪ね下さい。