「今月の講義を聴いての感想」

参禅会 五十嵐嗣郎

今月のお知らせ

IMG 3615JPG 1今月の定例参禅会には4名の新しい方が参加されました。龍泉院参禅会のことは4名とも龍泉院のHPで知ったとのことでした。
講義が終わり幹事などからのお知らせの時に、小畑元代表より角川ソフィア文庫『道元「赴粥飯法」』を参加者全員に配られました。
本書は当参禅会主催の「洞山良价禅師1150回大遠忌」の際、ご講演を賜りました駒澤大学名誉教授石井修道先生の監修で、執筆陣は曹洞宗総合研究センターの客員研究員である清野宏道さんをはじめ研究員5名の方々です。
禅の悟りは日常の生活の中に見出すもので、「食」は大事な修行の場です。『赴粥飯法』は曹洞宗僧侶の基本的な行動規範であり、道元禅師の「食」に対する教えが説かれた書です。
本書は食事作法について極めて詳細に記されています。さらに食事に当たっては、食事にたずさわってきた多くの人々への感謝を示すことも説かれています。また自分を満たすだけではなく、食べ物に困っている人へも想いを向け、心穏やかに生きて行くヒントが説かれています。
『典座教訓』の姉妹編ともいうべき『赴粥飯法』は、今まで目を通したことがありませんが、本書を熟読することにより、道元禅師の「食」に対する教えを学びとって行きたいと思っています。また、本書を賜ってくださった小畑元代表には、心より感謝申し上げる次第です。
なお、今月の定例参禅会は都合により『正法眼蔵』のご提唱はお休みとなりました。

小畑(二)年番幹事からのお知らせ
・今日の定例参禅会には新しい方が4名お見えになられました。
・8月16日の施食会には10名の方がお手伝いくださいます。

 

syusyuku小畑元代表からのお知らせ
・角川文庫『道元「「赴粥飯法」』をお配りします。禅では同じものを一緒に食べることが大事なことだと説かれています。第一章だけでも熟読玩味してください。

 

杉浦『明珠』編集委員長からのお知らせ
・作務特集の82号は原稿が90%集まりました。

 

明石方丈様からのお知らせ
・今月は救急車の要請が三回ありました。くれぐれもご健康にはご注意下さい。
・ご家族の方には念のため龍泉院の電話番号をお知らせください。
・寺報『龍泉院だより』81号が完成しました。
・旧沼南町庁舎で龍泉院から地獄絵図が出品展示されています。

 

今月の司会者 小畑二郎
今月の参加者 20名
来月の司会者 小畑二郎