IMG 3463JPG 112月10日(日)、今年も年末恒例の歳末助け合い托鉢が行われました。
午前12時半に長全寺さんの本堂前に集合し、『般若心経』一巻をお唱えしてから、「歳末助け合い托鉢」と書かれた旗を掲げ、首から浄財箱を吊るして、長全寺さんの山門を出ました。二列で柏駅まで歩いて行き、午後1時少し前に東口のペデストリアンデッキに到着、三列になって托鉢を開始しました。


開始してから20分ほどした時に、小さなお子様を二人連れたご家族がお見えになり、明石方丈様を初め全員の浄財箱に、小さなお子様が小銭を握りしめて、ご喜捨してくださいました。
ご立派なご家族だなと感心して見ていたら、河本さんの所にご家族全員が集まって行くので、河本さんの奥様と娘さんとお孫さん一行だとわかった次第です。そう言えば、昨年も河本さんのご家族がご喜捨に来られたことを想い出しました。
その後、坂牧さんも来られて全員の浄財箱にご喜捨されて行かれました。有難いことです。

 

今年の歳末助け合い托鉢は、温暖化のため例年になく温かく、陽が当たるところではジリジリと照り付けられ、暑いくらいでした。前を通り過ぎる若い人の中には、薄い半袖のTシャツ一枚で歩いている人もいました。

IMG 3464JPG 1コロナ禍以降は歳末助け合い協力の呼びかけは自粛し、全員マスクをつけて黙々と托鉢を続けますが。小生は『般若心経』を声には出さず、心の中でお唱えしていました。

 

今年は若い人のご喜捨が多いように見受けました。ジーンズ姿で一見我々には無関心だと思われるような若者が、ふと明石方丈様の前に立ち止まって喜捨されるのを見て、この国も捨てたものではないと思った次第です。

 

午後2時を過ぎると、太陽は高いビルに隠れて陽が射しこまなくなり、空気がひんやりとしてきます。まただんだんと足腰に疲れがたまって来て、ジッと立っているのが苦痛になり、少し歩きだす人も出て来ましたが、明石方丈様は微動だにせず、不動の姿で鈴を鳴らし続けていました。さすが永年修行されている方は違うなと感心した次第です。

 

午後3時となり托鉢を打ち切り、長全寺さんに戻り、旗や浄財箱を年番幹事に返し、喜捨いただいた浄財の金額を集計しました。善意のご喜捨は全て朝日厚生文化事業団に寄付いたします。