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 去る24日のイブの日は、10年ぶりとなる雨に見舞われたことで、ニュースとなりましたが、今年最後の日曜日となる28日朝も、上空の寒気と放射冷却の影響で、今季初の0℃を下回る冬日となり、これまたニュースとなりました。当院境内も、この冬一番の霜柱が降り、踏みしめるたびにザクッザクッと小気味のいい音を立てるさまは、ようやく本格的な冬の到来を感じさせるものであり、今年最後となる本日の月例坐禅会も、そのような寒さの中、身も心もともに引き締まるなかでの実施となりました。

 

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 坐禅堂では、「ヒーヨ、ヒーヨ、ヒヒヒヒ」と聴こえてくるヒヨドリのさえずり声を耳にしながら、二炷の坐禅を行い、調身・調息・調心によって今年1年間の報恩の気持ちを聖僧さまに捧げました。
 坐禅後は、今回で12回目となる『禮拜得髄』の巻の講義が行われました。今回は先月までの内容とは異なり、「女人禁制の結界を批判」した箇所となります。
 講義の中で方丈は、ジェンダーバイアス(性別による固定観念や偏見・先入観)についての話しをされ、このバイアスによる固定観念は、男女ともに多様性を制限することになり、個人的にも社会的にも大きな損失につながることになるんだと述べられました。そしてこのバイアスを克服するために、「自分らしく生きる」ことの大切さを話されました。この自分らしく生きることについて、個性として誰にでも既に備わっているという意味での「自分らしさ」に安住し続けることをいうのではなく、「自分らしさとは何か」と問いかけ、そしてそれを探し続けることをいうのだ、という内容等々の話しをされました。

 

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 講義後は、茶話会で連絡事項等の伝達を行い、今年最後の締めくくりということで、本日の参加者14名で作務(掃除)を行いました。坐禅に掃除と、普段の坐禅会とは違ってプラスアルファの行事(行持)が入りましたが、いつもより清々しい気分になったという声も聞かれ、今年最後の坐禅会を無事につとめ終えることができました。
 今年一年ありがとうございました。それでは皆さま良いお年を。