
今日は3連休の中日(なかび)になります。3月下旬並みの暖かさと晴天が続くということもあってか、多くの人たちは行楽の予定を入れ、それぞの目的地へと足を運ぶことでしょう。当山を訪れる人も、昨日までの予定を繰り上げて山門をくぐる人もいれば、今日山門を後にしてから予定をこなす人もいたりと、おそらく人それぞれのことと思います。

そんな連休まっただ中の本日、当山にあっては月例坐禅会の日になります。さすがに坐禅というと行楽からはほど遠いかもしれませんが、坐ったからには自己啓発の一助と捉え、有意義な時間を過ごしていただければと思っています。
坐禅後は、今回で14回目となる『禮拜得髄』の巻の講義が行われました。今回も先月の内容の続きになります。
講義の中で方丈は、文中の「たれかこれをふさぎていたらしめざらん(道を究めるのを邪魔するのは誰なのか)」、「界畔いかがせん(仕切りや壁といった境界をつくってどうしようというのか」という言葉に着目し、人間のやる気を無くさせ、才能ある人からチャンスを奪うモノについての話しをされました。上記について方丈は、「画一化された仕組みによる没個性化」と「無意識のバイアス(偏見)による悪影響」を挙げ、それについての説明をされました。これらの弊害から脱却するするためには、佛教の教えにある「対機説法(相手の能力・素質に応じて教えを説く)」と「同事(相手の立場に立って共感したり、行動を共にすること)」を意識することが特に大切であるという話しをされました。
講義後は、茶話会を行い、連絡事項等を伝達した後、散会となりました。

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